ゼロから学ぶ猫の飼い方ハンドブック

猫を初めて飼う人に向けた個人ブログ

猫ちゃんの種類別、かかりやすい病気 心臓、血管編

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生き物を飼う上で、切り離せないのが「病気」です。

猫ちゃんは自分が弱っていると野生の名残でそれを隠そうとします。そして発見が遅れてしまうのです。我が家の猫ちゃんも病気の発見が遅れてしまい、悲しい結末になってしまいました。

そんな思いを他の飼い主さんにしてほしくない。何より、猫ちゃんに長生きしてほしいと思い、この記事を書きました。 猫ちゃんの病気の早期発見、予防、再発防止を行い、1日でも健康で幸せなニャン生をおくってもらいましょう。

猫ちゃんの病気の多くは遺伝性

遺伝性の病気は、何かのきっかけで猫ちゃんの遺伝子が傷ついたときに、子供にも受け継がれてしまい、それが原因で遺伝性の病気を発症します。

「遺伝子じゃ分からないじゃないか!」と絶望してしまう飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、遺伝子の病気は、健康診断でわかるといわれています。 尿検査や血液検査ですね。

遺伝性の病気は子猫の時には分からないこともあります。健康診断は毎年受けるようにすると、安心です。

成猫になってから病気の兆候が表れる場合もありますからね。 猫ちゃん別かかりやすい病気 猫ちゃん別といっても、例外はあります。名前の書かれていない品種の猫ちゃんも発症の可能性はゼロではないということを覚えておいていただけると幸いです。

肥大型心筋症

全ての猫ちゃん。特にメインクーン、ペルシャなどの長毛種、アメリカンショートヘア。

猫ちゃんの心臓は4つに分かれています。そのうちの左心室とよばれる部分の内側の壁が分厚くなり、心臓の機能が落ちてしまう病気です。

これは、突然死を引き起こすとても危険な病気です。血栓ができやすくなってしまい、その血栓が血管に詰まるからです。この病気は早期発見でも進行を遅らせ寿命を延ばすことしかできず、完治させる治療法は現在見つかっていません。

処置は、薬の服用(心臓の動きを助ける薬、血圧を整える薬など)や、血栓を取り除く点滴、手術などを行います。サイン息切れ、咳、呼吸困難、後ろ足の麻痺など。

門脈体循環シャント

全ての猫ちゃん。特にヒマラヤン、ペルシャ、シャム。 門脈(肝臓に血液を送る血管)から異常血管(シャント)が分岐し、肝臓に行くはずの血液が全身に廻ってしまう病気です。

肝臓は栄養をエネルギーに変えたり有害物質を解毒する臓器です。ゆえに、この病気になった猫ちゃんは栄養失調になったり、有害物質の影響で脳に異常が現れます。

治療法は療法食を与えたり、薬で症状を管理します。症状が安定している子は手術もできます。食欲不振、嘔吐、下痢、よだれを伴う痙攣など。

多発性嚢胞腎症

全ての猫ちゃん。特にアメリカンショートヘア、ペルシャ、ヒマラヤン。猫ちゃんが成長するにしたがって腎臓の中に嚢胞がたくさんでき、その中の1つが大きくなる病気です。

腎臓に負担がかかり、腎機能障害の症状が出てしまい、慢性腎不全になります。 治療法は、療法食、投薬、嚢胞の中の液体を抜くなど。サイン 多飲多尿、食欲不振、嘔吐など。

動脈管開存症

全ての猫ちゃん。特にアメリカンショートヘア、シャム、ペルシャ。 母体の中で動脈管が、生後閉じるはずのものが開いたままになってしまう病気です。

心臓から肺への血液が増え、全身に送られるはずの血液が減ってしまい、猫ちゃんは疲れやすく痰や咳が出ます。

治療法は、猫ちゃんに体力があれば手術をします。できない場合は心臓の動きを助ける薬を与えます。サイン息切れ、痰、咳、チアノーゼ(舌)など。

まとめ

病気はまだまだありますが、まずは代表的な心臓、血管にまつわるものを書いてみました。これはどんな病気にも言えることですが、大事なのは早期発見です。心配しすぎて悪いことはありません。何か猫ちゃんに不自然な所があれば、すぐにかかりつけの先生に相談しましょう。